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2012.11.11 *Sun*

映画鑑賞 『アラビアのロレンス』

昨日の娘の「誕生祝い疲れ」を引きずったまま、本日は旦那と一緒に、一ヶ月以上も前からチケットを買って楽しみにしていた映画を観てきました。


その映画とは、


今から50年前の1962年に公開されたハリウッド超大作『アラビアのロレンス』
l_o_a.jpg

当時アラブを支配していたオスマン帝国に対し、実在する英国陸軍将校トマス・E・ロレンスが率いて起こしたアラブ独立闘争(アラブ反乱)を描いた伝記映画。

今年は「アラビアのロレンス 製作50周年記念」という事で、デジタル修正&20分間の未公開映像も追加した『完全版』が映画館でリバイバル公開されてるんですよー。

旦那が会員になってる映画館の会員向けメールでその事を知り、観てみたいと思いつつも一度も観たことがなかったので、即効で前売りチケットを買っちゃった。



そして本日、子供達を義姉に託し、約4時間の長丁場に挑むべく、ランチを食べてから映画館へ。



早めに着いたので、後方ど真ん中の席が取れた。

「50年前の映画だし、観に来る人いるのかな?」と思ったのも束の間、あっという間にシアター内の席の8割以上が埋まってしまった。

そしていざ映画が始まると、昔の映画の特色である『序曲
(あの有名すぎる名曲「アラビアのロレンス」)』が真っ暗な画面をバックに数分間流れ、嫌がおうにも期待が高まってきます。


そしてその序曲の後に本編が始まるんだけど・・・・


アタシが思うに「映画」って、『映画館の巨大スクリーンで見るべき映画』 と 『自宅のTVで十分な映画』 の二つに分かれると思うのね。

そしてこの映画に関しては、



間違いなく「前者」です!!



巨大スクリーンに映し出される「青空の下で何処までも広がる雄大な砂漠」、「夕陽にきらめくアラビアの海」、「砂漠の蜃気楼」は、見ていて思わず息を呑むほどの美しさ。

特に海の美しさには胸が「キュン」として、思わず隣にいた旦那の腕をギュッと掴んでしまったくらい。

あの光景が50年も前に撮影された景色だなんて、本当に信じられないくらいの美しさでしたわ。


これはもう、絶対に映画館の巨大スクリーンで見なきゃノンノン!




そして砂漠での戦闘シーンも凄い迫力!




もうねー、ラクダが超イケメンに見えるの。

砂漠を全力疾走している時のラクダの雄姿と来たらもう「サラブレッドどころの騒ぎじゃない!」みたいな。

あなたの中で、ラクダの株がかなり上がる映画でもあります(そうなのか???)。



おっと、ラクダの話ばかりしてないで本編の話も。



ロレンスは当初、英国将校として「(当時、英国と対立していたトルコに対抗するため)トルコからアラブを奪還する」という名目で独立闘争に加わることになったものの、砂漠を愛し、徐々にアラブを愛するようになった一人の人間として「アラブ独立」のために奔走することになる。
l_o_a_1.jpg

ダークな色合いの民族衣装を身にまとったベドウィン(遊牧民)達の中にあって、砂漠をバックに純白のアラブ衣装に身を包んだ金髪碧眼・長身のピーター・オトゥール(ロレンス役)の姿が画面に映えます。



なぜ英国軍将校のロレンスが、アラブ民族の首長が着るような衣装を身にまとっているのか?



その答えが分かる映画の一エピソードをご紹介。



彼が独立闘争に加わることになったのは、陸軍からの指令でアラブ独立闘争を指揮するファイサル王子と初めて謁見し、英国の協力を約束した時から。

その日の夜から朝にかけ、ロレンスが一晩中考えて立てた作戦に、ファイサル王子の部下であるベドウィン・ハリス族の族長アリは度肝を抜かれる。


「オスマン帝国に占拠された湾岸都市アカバを、内陸側から奇襲攻撃する」


ロレンスの作戦にアリは 「気は確かか! アカバに行くにはネフド砂漠を越えなければならない。 ネフド砂漠は、神がこの世で創造した最も過酷な地だ。」 と言って反対するも、半ばロレンスに押し切られる形で部族の勇者50名と共にロレンスに伴い、アカバ攻撃に協力する事になった。

想像以上に過酷な灼熱地獄のネフド砂漠を越えている最中、あともう一息でオアシスという時点で仲間が一人いなくなっている事に気付いたロレンスは、「暑さで意識を失い、ラクダから落ちたのかもしれない」といって救助のために引き返そうとする。

そんなロレンスに対し、アリは 「よせ、もう奴は今頃死んでいる。 戻ればお前も死ぬぞ。 それがこの砂漠の“定め”だ。」 と言ってロレンスを引き止めようとするも、ロレンスは 「“定め”など、ない」 と言って元来た道を引き返していってしまった。

残されたアリ達は一足先にオアシスに到着し、ロレンスの帰りを待つことにした。


待てども待てども、ロレンスは戻ってこない。


諦めかけた頃、砂漠の遥か彼方に、蜃気楼に揺られながら近づいていくる2頭のラクダが目に入った。


それは、無事に救出したはぐれた仲間を背に乗せたロレンスとそのラクダ、そして一団から少し離れた場所でロレンスの帰りを待っていた彼の従者だった。


駆け寄った仲間たちの大歓声で迎えられるロレンスに、アリはゆっくりと歩み寄って水を手渡すと、ロレンスはその水を飲んで「この世に“定め”など・・・ない・・・」と言って眠りに落ちた。

翌朝、目覚めたロレンスにアリが用意していたのは、純白のベドウィンの民族衣装。

彼らは、ロレンスを「(ロレンスただ一人の)アラブ部族首長」として認め、それまでは馬鹿にしたように「English(イギリス人)」としか呼んでいなかった彼に対し、ちゃんと「オレンス(ロレンス)」と彼の名で呼ぶようになった。

そして背後にあるネフド砂漠の加護に甘え、内陸部からの攻撃に対し全く無防備だったアカバは、ロレンス一団の内陸部からの奇襲攻撃であっけなく陥落、ロレンス達はオスマン帝国からアカバの奪還に成功したのだった。




要するに、ロレンスはこれらの出来事によって誇り高きアラブの民から「信頼」と「尊敬」を勝ち得たわけですよ。

そしてイギリス人であるロレンスが、彼らと同じ衣装を身に纏うことを許されたんですね、はい。


と、ここまでは良かったんだけど、


長引く戦の中で時折表れる “心に潜む狂気” に苦しみ、祖国である英国とアラブ双方の思惑・都合に振り回され、失望し、そして最後には失意の中で「もう砂漠など見たくもない・・・」という言葉を残し、もはや祖国とも思えなくなった英国に帰っていくロレンスの姿で映画は幕を閉じるのでした。


ちなみにこの映画、いきなりロレンスの交通事故死から始まります。


ロレンスの「死」から始まって、ロレンスの「失望」で終わる映画。


普通なら「なんだかなあ」とモヤモヤしちゃうところなんだけど、アタシや旦那も含め、シアター内にいた全ての人々が、映画終了後にエンディングが流れるスクリーンに向かって拍手喝采を送っていたのでした。

試写会とかならともかく、普通の映画上映で終了後に拍手が起こる事なんて、カナダでは皆無なのに。


それだけ素晴らしい映画だったのよ、みなさん!!


映像美はもちろん、スケールの大きさ、ストーリーの面白さ、アレック・ギネスを初めとする映画史に名を残す名優陣の素晴らしい演技・・・・もう、言葉では言い表せないような感情が沸き起こちゃったわ。

感動でしばらくボーーッとしちゃったくらい。


映画史に残る不屈の名作を巨大スクリーンで見る事ができて、本当にラッキーでした。

これを観ちゃった後は、当分は今の映画がチープに見えること間違いなし・・・・(汗)。




●おまけ●

ロレンスとは一種の友情で結ばれ、最後まで彼と行動を共にしたベドウィン・ハリス族の族長アリ(オマー・シャリフ)がカッコよすぎる。
o_s1.jpg


はい、当方、人種に関係なく「黒髪&ダーク・アイズ」の男性が超好みです(なのに旦那は茶髪&グリーン・アイズという・・・)。



でもね、でもね、この人はそれだけじゃなくって、人として、男としてカッコいいのよ!!



この鷹のような眼力に加え、立ち居振る舞いが美しく、身体の内側から優雅さが滲み出る立ち姿にはゾクっとするほど。

気持ちが揺れがちで、どんどん心変わりして行くロレンスと違い、「族長」という責任ある身である彼の気持ちには一切の揺るぎがなく、常に冷静沈着で現実的、そして一本芯が通っている。

灼熱のネフド砂漠横断の時も凄く頼もしかったのよねー。


「この人となら、何処に行っても大丈V!!」
みたいな。


そんな「男の中の男」であるアリが、映画の最後でロレンスの為に流した涙に、こちらまでジーン・・・。

実際、この映画でアリがロレンスのお株を持って行ったのは事実で、この作品を切欠に(アメリカでは)無名の俳優だったオマー・シャリフはハリウッド・スターの道を歩み始めたのでした。

こうなったら、次は彼の主演作「ドクトル・ジバゴ」を観なくてはだわ!

category : 映画鑑賞

COMMENT

娘ちゃん、2歳おめでとー!準備諸々、お疲れさまでした。いつもながら、すごいねー。母としての愛をひしひしと感じるわ。断乳、辛いけど、1日でも早く成功するように祈っています。(きっともう成功し終わっている頃でしょう)

いやー、毎回、きゃびさんの映画評論には笑わせてもらっています。ラクダがイケメンに見えるのね!だいじょうV!!なのねー。と楽しく読ませていただいたら、私も観たくなっちゃったよ。まだやってるのかしら??

、、、って何日もの日記のまとめてのコメント(しかも短い)でごめん。

by りのっちゃ #mQop/nM.
2012/11/29(木) 22:14 [Edit
Re: タイトルなし
●りのっちゃさん●

こんにちは^^

娘へのお祝いのお言葉、有難うございます!
子供の誕生日が終わると、本当にホッとしますよねー。


> 断乳、辛いけど、1日でも早く成功するように祈っています。(きっともう成功し終わっている頃でしょう)

有難うございます!
お陰さまで、数日前にようやく断乳完了しました☆
乳房も数日前からやっと張らなくなり、今ではすっかりショボくり返っております。


> いやー、毎回、きゃびさんの映画評論には笑わせてもらっています。ラクダがイケメンに見えるのね!だいじょうV!!なのねー。と楽しく読ませていただいたら、私も観たくなっちゃったよ。まだやってるのかしら??


残念! 公開は2日間のみだったんですよー。
是非あの「イケメンラクダたち」を見て頂きたかった!
Cineplexは定期的にクラッシック映画を上映しているので、ご興味があれば是非( http://www.cineplex.com/Events/ClassicFilmSeries/Home.aspx )。
私達は早くも来年三月公開の「十戒」を観に行くと決めております。

そうそう、12月~1月にかけて、ダウンタウンの映画館でスタジオジブリ作品が一挙公開されます!
http://thecinematheque.ca/castles-in-the-sky-miyazaki-takahata-and-the-masters-of-studio-ghibli

我が家は「ナウシカ」「トトロ」「ラピュタ」「ハウル」が見たいなー、と。
最低でもどれか一つは観に行こうと思っております。


> 、、、って何日もの日記のまとめてのコメント(しかも短い)でごめん。

いえいえ、コメント有難うございました!
by きゃび #-
2012/11/30(金) 01:15 [Edit

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きゃび

Author:きゃび
西日本の某県出身。1999年6月、日本にてドデカいカナダ人(旦那)に遭遇。その後何故か付き合う事となり、1年7ヶ月の交際を経て、2001年4月、日本にて結婚。転居先の愛知県にて三年半の新婚生活を送った後、2004年8月、移民権取得と同時にカナダ・バンクーバーに移住。2008年5月、第一子となる息子誕生。2008年12月にバンクーバー郊外の某市にお引越し。2010年11月、第二子となる娘誕生。2011年7月、愛猫二匹のうちの一匹だった愛猫“うらら”が天に昇りました。それから一年半後の2012年12月新たに雌猫のセリーナを我が家に迎え入れました。現在、旦那・息子・娘・愛猫ティファ&セリーナと共に「笑い大いにアリ、涙たま~~~にアリ、大噴火けっこうアリ」の、お気楽主婦生活を送っています。

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